ミルクポン

【超簡単!】ミルクポン消毒・除菌液の作り方を徹底解説【初心者歓迎♪】

記事の表紙タイトルで『ミルクポンの作り方』と書かれている。

こんにちは、執筆担当 & 子育て奮闘中のチャン太郎(旦那)です🐶

今回はミルクポンの作り方について説明していきたいと思います。

  • 必要な濃度に希釈する方法を知りたい
  • 作り方の手順を知りたい
  • どれだけ作り置きできるのか知りたい

こういった方におすすめの内容となってます。

 

結論からいいますとミルクポン消毒・除菌液の作り方は超簡単!さらに24時間作り置きができて何回も使うことができます。

 

ただしっかり作り方をマスターしておかないと、中途半端な消毒となり赤ちゃんが感染症にでもなったら大変です。

あと作り置きがどれぐらい出来るかにより、コストや交換作業に影響しますのでこれも併せてみていきたいところ(‘ω’)ノ

 

記事内容
  • ミルクポン液体タイプの作り方
  • ミルクポン顆粒タイプの作り方
  • 希釈した液は何時間作り置きができるの?

この記事を読めば正しい作り方がバッチリ分かりますので、安心して哺乳瓶などのベビー用品に使用することができますよ。

 

それでは早速本文にいってみましょう

ミルクポン消毒液(液体タイプ)の作り方を知りたい

ミルトン液体タイプの作り方

ミルクポン液体タイプの作り方になります。

まず液体タイプには、ミルクポン消毒液(第2医薬品)と哺乳びん除菌料(雑貨品)があります。

これらは中身が全く同じものになります。じゃー何が違うの?ですが、作れる濃度が違ってきます。

ミルクポン消毒液と哺乳びん除菌料の違いを説明している

ミルクポン消毒液は医薬品なので色々な濃度で作れますが、雑貨品の哺乳びん除菌料は80倍(125ppm)の一択のみになります。

ミルクポン消毒液と哺乳びん除菌料の違いをもっと詳しく知りたい方はコチラ☟

【同じじゃないの?】ピジョンのミルクポン消毒液と哺乳びん除菌料の違いについて

 

では液体タイプで消毒・除菌液を作るメリット・デメリットはと言いますと、こんな感じになります。

メリット
  • 自由な濃度で作れる※ミルクポン消毒液の場合
  • 自由な量で作れる
  • 液体なので水にすぐ溶ける

 

デメリット
  • 原液を計量するのが面倒
  • 原液がこぼたり、液跳ねしたりで危険

 

では原液を80倍(125ppm)に希釈した、4000mlの消毒液の作り方を例にあげてみていきましょう。

【必要な薬剤と用具の準備】

  • 今回はミルクポン消毒液
  • ミルトン専用容器
  • ピジョンのトング(はさみ)

ミルトン専用容器とピジョンのトングが、断トツで使いやすい☟

【見ないと失敗します!】哺乳瓶の消毒液を作るのに必要な消毒容器とトング選びについて

 

【消毒液の作り方】

ミルトンの容器に3950mlの水を投入

ミルトン液体タイプの作り方手順①の説明

 

ミルトン専用容器蓋の計量カップを使って50ml原液を量ります。

作りたい希釈液量に対して、どれだけの水と原液が必要なのか?一瞬で算出☟

ミルクポン液体とS顆粒タイプの塩素濃度と希釈方法【計算式にて一瞬で分かる♪】

25mlと50mlがありますので、今回は50mlの計量カップを使います。

ミルトン液体タイプの作り方手順②の説明

 

ミルクポン消毒液のボトルキャップにも計量カップはついてますが・・15ml単位でしか量ることができません💦作る消毒液の量によってうまく使い分けをしましょう。

ボトルのキャップでミルクポン消毒液の原液を計量している

 

ピジョンのトングで軽くかき混ぜます

液体(原液)なので、そこまで激しくかき混ぜないでも大丈夫です。※液跳ねして目に入らないように注意!

ミルトン液体タイプの作り方手順③の説明

 

これで出来上がりです。超簡単ですね♪

ミルトン液体タイプの作り方手順④の説明

 

それでは出来上がった消毒液の濃度を塩素チェッカーで確認してみます。計算通り80倍の125ppmで出来ているのでしょうか?

結果118ppmで少し低めですが、そこそこ狙い通りにできてました✨

ミルクポン液体タイプを80倍に希釈して塩素濃度を測定してみた

ミルクポン除菌液(顆粒タイプ)の作り方を知りたい ~1本で水の量がどれだけ必要?~

ミルクポン錠剤タイプの作り方

今度は固体のミルクポンS顆粒タイプになります。

ミルクポンSは雑貨品で20本入と60本入の2種類が販売されてます。もちろん中身の成分は全く同じです。コレは筆者イチオシの製品☟

【哺乳瓶の除菌には絶対コレ!】使用歴1年以上の筆者がミルクポンS顆粒をすすめるワケ

 

このミルクポンS顆粒タイプを使って、希釈液を作るメリット・デメリットになります。

メリット
  • 顆粒1本を投入するだけなので手軽に作れる
  • 顆粒なのでこぼれたり、液跳ねすることがない

 

デメリット
  • 2000〜4000mlにミルクポンS顆粒1本で、希釈できる濃度範囲(120〜240ppm)が決まっている
  • 2000ml〜4000ml単位でしか希釈液を作ることができない

 

では早速ですが除菌液4000mlの作り方を例にあげてみていきましょう。

作れるのは哺乳瓶や食器類など、ベビー用品に使う除菌液のみになります。

ミルクポン液体とS顆粒タイプの塩素濃度と希釈方法【計算式にて一瞬で分かる♪】

 

【準備する薬剤と用具】

  • ミルクポンS顆粒(今回60本入)
  • ミルトン専用容器
  • ピジョンのトング(はさみ)

 

【除菌液の作り方】

ミルトンの容器に4000mlの水を投入

ミルクポンS顆粒タイプの除菌液作り方手順1

 

顆粒1本を水の中に投入する ※2000〜4000mlあたり1本が必要

顆粒の包み紙には切り込みが入っており、手で簡単に開けることができます。

そして一気に水の中に投入します。この顆粒タイプの凄いところが、投入すると水中でパッと広がりすぐに溶けちゃうことです☟

【時短しよ♪】ミルトン錠剤・ミルクポン顆粒・つけるだけタブレット一番早く溶けるのは?

ミルクポンS顆粒タイプの除菌液作り方手順2

 

ピジョンのトングで軽くかき混ぜるだけでOK

ミルクポンS顆粒タイプの除菌液作り方手順3

 

これで出来上がり!液体タイプよりさらに楽ちんにできました♪

ミルクポンS顆粒タイプの除菌液作り方手順4

 

出来上がった除菌液を塩素チェッカーで測定したところ濃度118ppmでした。

濃度の計算値が120ppmだったので少しだけ低いですが、ほぼ狙い通りですね♪

ミルクポンS顆粒で作った除菌液の濃度を測定している

 

これとは別に2000mlと3000mlの除菌液もそれぞれ作って、濃度を測定してみました。両方ともバッチリほぼ計算値通りの数値(^^♪

希釈計算値塩素チェッカー測定値
2000ml 除菌液濃度240ppm232ppm
3000ml 除菌液濃度160ppm157ppm
ミルクポンS顆粒1本で2000mlと3000mlの除菌液を作って濃度を測定してみた。




ミルクポンってどれぐらい作り置きができるの?

黒板に時計の絵が描かれている

次に作ったミルクポンの消毒・除菌液はどれぐらい使用できるのか?ですが・・

ズバリ作って24時間以内なら何回でも使用できます。これはもちろん液体と顆粒タイプの両方ですね。

旦那(チャン太郎)
旦那(チャン太郎)
薬剤メーカーも24時間以内を推奨してます

理由は哺乳瓶についたわずかな汚れや、洗い残しの洗剤により濃度が低下するからです。これではしっかり消毒・除菌ができません。

哺乳瓶についた汚れによりびっくりするほど濃度が低下☟ 他メーカーのミルトンになりますが参考まで

ミルトン消毒・除菌液は何時間作り置きができるの?出費を抑えたい( ‘﹃ ‘ )

 

ただ作った液が未使用の場合は話が違ってきます。汚れたりしないので液体と顆粒タイプ両方とも保管期限は延びます

ちなみに濃度は目安として80倍の125ppmぐらい、消毒・除菌をするのにあった方がいいです。下記は他メーカーミルトンの試験結果になりますが参考まで

薬効を裏付ける試験成績
・一般細菌に対する殺菌作用
ミルトン 80 倍希釈液を用いて殺菌効果を検討した結果、以下の細菌を5分以内に死滅させた。大腸菌(E.coli)、腸管出血性大腸菌(E.coli O157)、腸炎菌(Sa.Enteritidis)、チフス菌(Sa.Typhi)、赤痢菌(Sh.dysenteriae)、肺炎桿菌(K.pneumoniae)、P.vulgaris、セラチア菌(Se.marcescens)、緑膿菌(Ps.aeruginosa)、腸炎ビブリオ(V.parahaemolyticus)、レジオネラ菌(L.pneumophila)、Ca.jejuni、H.pylori、黄色ブドウ球菌(S.aureus)、化膿レンサ球菌(St.pyogenes)、肺炎球菌(St.pneumoniae)、ジフテリア菌(C.diphtheriae)、セレウス菌 (B.cereus)、Cl.perfringens。また、枯草菌(B.subtilis)を10分以内に死滅させた。
引用元:ミルトン医薬品インタビューフォームより一部抜粋

 

液体と顆粒タイプがそれぞれ未使用の場合、どれだけもつのか実験してみました。

液体タイプ

80倍に希釈した4000mlのミルクポン消毒液を未使用のまま放置してみました。

スタートは少し低めの118ppmになります。1日経過後は変化無しで、2日経過後から115ppmと徐々に下がりはじめました。

液体タイプのミルクポン消毒液を作り置きした際の濃度変化

125ppm付近は維持したいところなので、安全をみて2日(48時間)以内には使用したほうがいいです。

 

顆粒タイプ

顆粒1本を4000mlの水に溶かして除菌液を作ります。それを未使用のまま放置してみました。

スタートが118ppm、2日経過後はほぼ変わらず、3日経過後で88ppmに一気に下がってしまいました。液体タイプと同様で2日(48時間)以内には使用した方がいいですね。

ミルクポンS顆粒タイプで除菌液を作りどれだけ濃度が下がるのか実験している

これはあくまで4000mlの除菌液を作った場合になりますので、2000mlと3000mlだと濃度が高いのでもっと長持ちするかと思います。




まとめ:ミルクポンは簡単に作れてしっかり殺菌・除菌ができます

女性が哺乳瓶を消毒する準備をしている

今回はミルクポンの作り方ということで解説してきました。

作り方の手順自体は超簡単なので、筆者もそうですが面倒臭がりの人でも継続してやっていけるかと思います。

手順はホントこれだけ

  1. 必要量の水を容器に入れる
  2. 必要量の薬剤を入れる
  3. 軽くかき混ぜる
  4. 完成

消毒・除菌液の濃度は間違わないように注意が必要です。薬剤の効果が発揮されません。

 

あと作った希釈液は24時間以内なら何回でも使用できます。それ以降は汚れや洗剤残りにより、液が劣化する恐れがありますのでやめましょう。

ただ未使用の希釈液については、2日(48時間)以内なら使用できます。実験から濃度がほぼ下がることなく維持されてました。

ということでミルクポンは簡単に作れて、しっかり消毒・除菌ができますので使わない手はないですね(^^♪

 

作ったミルクポン希釈液の使い方についてはこちら☟

【間違うと大変なことに!】ピジョンミルクポンの正しい使い方を徹底解説

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