
こんにちは、子育て奮闘中 & 執筆担当のチャン太郎です🐶
今回は赤ちゃんのミルク作りをする上での注意点と留意点について徹底解説。特に赤ちゃんの健康や成長に大きく影響する、下記ポイントに着目していきます。
- ミルクを作る温度
- ミルクの濃度
- ミルクをあげる量・間隔・回数
- ミルクの作り置き
結論からいいますと正しいミルクの作り方・与え方をしないと、赤ちゃんが体調を崩したり成長の妨げになります。
筆者も最初は粉ミルクなんて、適当にお湯で溶かして完成ぐらいで思ってました。でも様々な文献を読んだり実験をすることで、作る温度や濃度などの大切さが分かってきました。
この記事を読めば赤ちゃんの健康に悪影響が出ない、安全なミルクの作り方が分かりますよ。
それでは早速本文にいってみましょう
ミルクを作る温度について

①粉ミルクを溶かす水の温度は80度以上で、それを②最終34~40度に冷まして完成になります。
まず①ですが粉ミルクには雑菌(サカザキ菌やサルモネラ菌)が混ざっており、これらを倒すには70度以上の温度が必要だからです。
あえてお湯の温度を80度以上にしているのは、哺乳瓶に熱を奪われ温度が下がってしまうのを考慮して余裕を持たせてます。
次に②ですが赤ちゃんが飲むにあたって、冷た過ぎず or 熱過ぎずの温度が34~40度ぐらいになります。
赤ちゃんがお腹を壊したり、また火傷をしないような上記温度にしましょう。
ミルクの温度は哺乳瓶を握ったり、腕に垂らして確認するのが一般的ですが・・子育てが初めての方だと、正直どれぐらいの温度か分かりにくいかと思います。

自信のない方は下記のような温度計を使うのがおすすめです。
1000~2000円ぐらいで売ってますよ♪
ミルクの温度に関してもっと詳しく知りたい方はコチラ☟
【調乳で温度は1番重要!】粉ミルクに使うお湯の温度を70度以上にする理由は?
知っておいて損はない情報が盛りだくさん
ミルクを作る際の濃度について

ミルクを作る濃度につきましては、粉ミルクの製造メーカーが指示している濃度(13~13.5%)を守って必ず作りましょう。
そうしないと・・例えば『ミルクが濃すぎる場合』、赤ちゃんが下痢になってしまいます。
理由は濃度の高いミルクが体内に入ってくると、それを薄めようとして腸内に過剰な水分が入ってきてウンチが柔らかくなるからです。
今度は逆に『ミルクが薄すぎる場合』ですが、赤ちゃんが便秘になってしまいます。
それは低い濃度のミルクが体内に入ってくると、濃度を濃くしようとして腸内から水分が出ていってしまうからです。結果水分が奪われると硬いウンチになります。
粉ミルクの溶け残りでも濃度に影響?
まずどのメーカーも付属のスプーンすりきれ1杯の粉ミルクで、20ml作れるようになってますのでしっかり守るようにしましょう。※例えば100mlのミルクが作りたいなら5杯投入する感じです。
あとよくあるパターンですが下記のように粉ミルクに溶け残りがある場合、出来上がり濃度が低くなってしまいます。
実際に濃度を測定してみたところ、基準濃度13~13.5%に対して11%と低い数値になってました。

ミルクの濃度に関してもっと知りたい方はコチラ☟
【赤ちゃんに悪影響?】節約のため粉ミルクを薄めることがダメなワケ(汗
ミルクをあげる量・間隔・回数について

粉ミルクをあげる量・間隔・回数は下記一覧表を参考にして下さい。
月齢×体重×ミルク量×回数×間隔(何時間おき)の一覧表
月齢(ヵ月) | 体重(kg) | 量(ml) | 1日の回数(回) | 間隔(時間) |
~0.5 | 3~3.1 | 80 | 7~8 | 3~3.5 |
0.5~1 | 3.6~3.8 | 80~120 | 6~7 | 3.5~4 |
1~2 | 4.6~4.8 | 120~160 | 6 | 4 |
2~3 | 5.6~5.8 | 120~200 | 5~6 | 4~5 |
3~4 | 6.4~6.8 | 200 | 5 | 5 |
4~5 | 6.8~7.0 | 200~220 | 5 | 5 |
5~6 | 7.4~7.7 | 200~220 | 4(+1) | 離乳食の合間に与える |
6~9 | 7.6~8.3 | 200~220 | 3(+2)~4(+1) | |
9~12 | 8.3~8.9 | 200~220 | 2(+3) |
※( )内の回数は離乳食の量をみて調整して下さい。例えば5~6ヵ月なら200~220mlの量を4回、プラスたくさん離乳を食べたなら100mlとミルク量を半分に減らす感じで。
ただこの表の数値は完全ミルク(完ミ)で、粉ミルクだけを与えた場合になります。
授乳の頻度と回数ですが母乳を合わせて与えるので、粉ミルクだけの場合よりも多くなります。基本的には一覧表をベースに若干プラスしていくような感じです。
それは粉ミルクに比べると母乳は消化が良いため、頻度と回数は自然と増えてしまうからです。
量については混合の場合、母乳をいくらあげたのかが分からないので管理するのが正直難しいです。なので定期的に身長や体重を測定して、平均値からどれぐらいを推移しているか確認することが大切✨
平均値から大幅に体重が増えていたり or 減っている場合は、飲む量を調整しましょう。
授乳頻度や回数、量についてもっと知りたい方はコチラ☟
【パッと見て分かる!】粉ミルクは何時間おきに与えればいいの?量と1日何回かも教えて
ミルクの作り置きについて

こういった場合ミルクの作り置きをしてもいいの?
- 赤ちゃんが飲み残したミルクがもったいない
- 数回分まとめてミルクを作っておきたい
ミルクの作り置きについては、正しいやり方ならやっても問題ありません。
常温なら作って2時間は保存することができます。
雑菌(サカザキ菌やサルモネラ菌)は20~40度の範囲が一番増殖しやすいので、2時間以上の保存はやめましょう。
もし長時間保存したい場合は、5度以下の冷蔵庫に入れる必要があります。これなら24時間保存することが可能です。
5度以下の温度なら雑菌の繁殖がおさえられます。
そして作り置きしたミルクは、湯煎で飲み頃の34~40度ぐらいに再度温め直して使うことができます。
湯煎のやり方ですが、100度の熱湯が入ったボールにミルクの入った哺乳瓶を浸けるだけでOKです。80mlのミルクなら3分ぐらい・・結構かかります。
ミルクの作り置きから再加熱まで、もっと詳しく知りたい方はコチラ☟
【節約 or 楽できる?】粉ミルクの作り置きについて正しいやり方と注意点
ミルクは作り置きして再利用できることが分かりましたが・・できれば毎回1から作るようにした方がいいです。作り置きについて散々しゃべっておいて申し訳ありません<(_ _)>💦
まとめ:調乳時の注意事項については必ず守ろう!

それではまとめていきましょう。
ミルクを作ったり、作ったミルクを赤ちゃんに与える上での注意点・留意点は下記4点になります。
- ミルクを作る温度
- ミルクの濃度
- ミルクをあげる量・間隔・回数
- ミルクの作り置き
【ミルクを作る温度】
80度以上のお湯で粉ミルクを溶かして、それを34~40度に冷まして赤ちゃんに与えましょう。
【ミルクの濃度】
ミルクを作る濃度につきましては、粉ミルクの製造メーカーが指示している濃度(13~13.5%)を守って必ず作りましょう。薄すぎても or 濃すぎてもダメです。
【ミルクをあげる量・間隔・回数】
粉ミルクだけを与える完ミの場合は、量・間隔・回数は記事内の一覧表を参考にして下さい。
粉ミルクと母乳の混合の場合は、粉ミルクだけの場合よりも多くなります。基本的には一覧表をベースに若干プラスしていくような感じです。
【ミルクの作り置き】
ミルクの作り置きについては、正しいやり方ならやっても問題ありません。
常温なら作って2時間は保存することができます。
もし長時間保存したい場合は、5度以下の冷蔵庫に入れる必要があります。これなら24時間保存することが可能です。