
この記事はミルトン消毒液の成分、またその効果について知りたい方におススメの内容になってます。
こういったことでお悩みの皆様に、発信していければと思っております。
ども、社畜リーマン&子育て奮闘中のチャン太郎(@chantaro0829)です🐶
今回はミルトン消毒液の成分と効果について紹介していきます。
結論からいいますと、ミルトンは漂白や消毒に使用される塩素系の成分からなっています。塩素系でも原液の濃度が低く、さらに薄めて使いますので比較的安全です。
煮沸消毒では倒すことのできない細菌に効果があります!
【記事内容】
- ミルトンの成分について
- ミルトンの効果について
- まとめ
ミルトンでの消毒を検討している、あるいはもうすでになんとなく使用している方!
この記事を読めば製品について安心感が得られ、なおかつ効果の方もバッチリ分かりますよ。
またここにお金💰を掛けるべきかどうかが、容易に判断できます!
それでは本文にいきましょう
ミルトンの成分について

まずこの世の中には色々な種類の消毒薬があります。例えば身近だと下記のようなものです
- アルコール系薬(コロナで大活躍の消毒用エタノール)
- ヨウ素系ハロゲン薬(昔よく使っていた傷にはヨードインキ)
その他色々・・・
その中でミルトンは塩素系ハロゲン薬に分類されます。
さらにこの塩素系ミルトンの消毒液の中でも、液体と錠剤タイプの製品によって成分が変わってきます。
液体と錠剤に分けてそれぞれ解説していきましょう。
ミルトン液体成分

ミルトン液体タイプの製品は主成分が次亜塩素酸ナトリウムで、あとこれに添加物としてpH調整剤が入っています。よく別名で次亜塩素酸ソーダとも言われますが同じ意味合いになります。
次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性の水溶液で、主に漂白や殺菌・除菌に使用されます。
ミルトンと同成分で日常当たり前のように使われている、花王のハイターを例に挙げた方が『ピンッ』ときやすいですね。
それが衣類の漂白やお風呂場のカビ取りに効果があるのは、皆さんの知るところかと思います。
ここでミルトンとハイターの違いですが、成分は同じと言えども濃度が全然違います。
ミルトン液体(原液)の濃度は1.1w/v%※1.で、対してハイターは5〜6w/v%と高い濃度になってます。
※1. 100ml中に1.1gの次亜塩素酸ナトリウムが溶けているということ。
低濃度で赤ちゃんに安全に優しく使用したい場合はミルトン。
家の掃除や、衣類の汚れなどガッツリ落としたい場合は高濃度のハイターと、こんな感じに棲み分けされてますね(^^♪
ミルトン錠剤成分

次はミルトンCPの錠剤タイプになります。
主成分はジクロルイソシアヌル酸ナトリウム※2になります。あとは添加物として、炭酸水素ナトリウム・アジピン酸・乾燥炭酸ナトリウムが含まれている感じです。
※2.ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムと表記されたりもします。
このジクロルイソシアヌル酸ナトリウムですが、水に溶けると次亜塩素酸ナトリウムになります。結局は先程の液体ミルトンと同じ成分になります。
液体ミルトンと同様で消毒や除菌に効果があります。
ミルトンの効果について

赤ちゃんが普段口にするものに付着した菌は、絶対に倒す必要があります。それは食中毒の原因になるからです。
例えば代表的な腸管出血性大腸菌や腸炎ビブリオ菌など、100℃の煮沸消毒で簡単に倒せる菌に対しては問題無いかと思います。
ただ中には煮沸では倒せない菌がいくつか存在しています。なのでこういった場合にミルトンの真価が発揮されます。
倒せない菌の例を挙げますと、セレウス菌やウエルシュ菌などがあります。これらは乾燥や高温の加熱に対して物凄く強いです。
なぜかといいますと生存しにくい厳しい環境になってくると、芽胞の状態になり自らの身を守るからです。下記図が分かり易いですね♪

住みやすい環境になると、発芽して一気に増殖します。
ミルトン消毒液の効果についての実験データになります。
薬効を裏付ける試験成績 ・一般細菌に対する殺菌作用
ミルトン 80 倍希釈液を用いて殺菌効果を検討した結果、以下の細菌を5分以内に死滅させた。
大腸菌(E.coli)、腸管出血性大腸菌(E.coli O157)、腸炎菌(Sa.Enteritidis)、チフス菌(Sa.Typhi)、赤痢菌(Sh.dysenteriae)、肺炎桿菌(K.pneumoniae)、P.vulgaris、セラチア菌(Se.marcescens)、緑膿菌 (Ps.aeruginosa)、腸炎ビブリオ(V.parahaemolyticus)、レジオネラ菌(L.pneumophila)、Ca.jejuni、 H.pylori、黄色ブドウ球菌(S.aureus)、化膿レンサ球菌(St.pyogenes)、肺炎球菌(St.pneumoniae)、 ジフテリア菌(C.diphtheriae)、セレウス菌 (B.cereus)、Cl.perfringens。
また、枯草菌(B.subtilis)を10分以内に死滅させた。
引用元:ミルトン{第2類医薬品} インタビューフォーム(PDF)から抜粋
液体と錠剤ミルトン成分表と効果のまとめ

今回はミルトンの成分と、その効果について説明してきました。
それではまとめていきましょう。
【ミルトン液体・錠剤の成分表】
主成分 | 添加剤 | |
ミルトン液体 | 次亜塩素酸ナトリウム | pH調整剤 |
ミルトンCP錠剤 | ジクロルイソシアヌル酸ナトリウム | ・炭酸水素ナトリウム ・アジピン酸 ・乾燥炭酸ナトリウム |
ちなみに錠剤の主成分ジクロルイソシアヌル酸ナトリウムは、水に溶かすと次亜塩素酸ナトリウムに変化します。
最終的に水に溶かした状態では、液体と錠剤タイプで成分が同じになり、同様の漂白・殺菌効果が得られます。
原液自体の濃度が低く、されにそれを薄めて使いますので比較的安全です。
【ミルトン消毒液の効果】
ミルトンは煮沸消毒では倒すことができない、芽胞を形成する細菌に有効です。
抵抗力が低い赤ちゃんが口にするものは、ミルトンなど塩素系の消毒液を使用することをおススメします。
煮沸消毒と比較して時間とコストは掛かりますが、大切な赤ちゃんを守る為です!
それでは長くなりましたので、この辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました<(_ _)>
またお会いしましょう、チャン太郎(@chantaro0829)でした🐶
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